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ライブロックの機能・選び方・キュアリングまで徹底解説

ライブロックの機能・選び方・キュアリングまで徹底解説

ライブロックとは何か、どのように選べば良いか、キュアリングの手順まで詳しく解説!

ライブロックとは

ライブロックは「Live Rock」、つまり生きた岩のことです。死んだサンゴが長い年月をかけて風化し、その骨格表層に様々な生物が繁殖している状態の岩を指します。

ライブロックは海水魚やサンゴ飼育において欠かせないアイテムです。水槽内で自然に発生する生物やバクテリアが水質を浄化し、健康な水環境を保つための重要な役割を果たします。

ライブロックの機能

ライブロックには無数の小さな穴があり、そこにはゴカイや微小な甲殻類、そして無数のバクテリアが住みついています。これらのバクテリアは、ろ過フィルターの役割を果たし、水質改善に大きく寄与します。また、複雑な形状のライブロックは魚やエビなどの隠れ家となり、サンゴの土台としても機能します。

ライブロックの選び方

外観のポイント

ライブロックを選ぶ際、石灰藻が付着して表面が紫がかった部分が多く、白い部分が少ないものが良質とされています。また、腐敗臭がするものは避けるべきです。

ショップで「Sグレード」や「Aグレード」と表記されていることがあり、Sグレードは石灰藻の付着が多く高品質ですが、その分価格も高くなります。

臭いのチェック

購入する前にライブロックの臭いを確認しましょう。新鮮なライブロックはほのかな磯の香りがしますが、腐敗臭がある場合は品質が劣っている可能性があります。

ライブロックのキュアリング方法

天然ライブロックを使用する場合は、キュアリングが必要です。これは、強めの水流とエアレーションを施しながら、一定期間放置して有害な生物や汚染物質を取り除くプロセスです。

キュアリングの手順

以下の手順に従ってキュアリングを行いましょう:

  • 強力な水流とエアレーションを設定します。
  • 水が汚れてきたら定期的に水替えを行います。
  • 腐敗臭が磯の香りに変わったら、キュアリングが完了です。

ライブロックの適正量

ライブロックの必要量は、一般的に「水槽の水量(L) ÷ 10」kgが目安とされています。例えば、45cm水槽の場合、必要なライブロックは約4.5kg、60cm水槽の場合は約6kgです。

コスト削減のコツ

見えない部分にはBグレードのライブロックを使用するなどしてコストを抑えることが可能です。バランスを考えて購入しましょう。

人工ライブロック『ライフロック』の選び方

カミハタが発売している『ライフロック』は、天然の炭酸カルシウム岩(アラゴナイト)に、天然ライブロックのように着色された人工ライブロックです。この人工ライブロックには生物ろ過に有用な細菌群が添加されており、天然ライブロックに近いフィルター能力があります。

メリットと注意点

人工ライブロックの利点は、害のある生物が混入するリスクがなく、キュアリングの必要がないことです。これにより、手間を省きながらも安定した水質環境を維持できます。

まとめ

本格的な海水魚飼育を目指すのであれば、天然のライブロックを選ぶことをお勧めします。一方で、人工ライブロックは手軽さと安全性から初心者や短期間で水槽を立ち上げたい方に最適です。予算や目的に合わせて選び、理想の水槽環境を作り上げましょう。