Kaion Grande -Life Notes Hub-

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ライブロックの機能と選び方について

「ライブロックの機能と選び方について」イメージ

ライブロックの機能や選び方やキュアリング、人工ライブロックについて。

ライブロックとは

ライブロックはLive Rock。つまり生きた岩です。

死んだサンゴが長い年月をかけて風化し、サンゴの骨格表層に様々な生物群集が繁殖した状態の岩のことを言います。

ライブロックは海水魚飼育、サンゴ飼育において必須のアイテムです。

ライブロックの機能

ライブロックには目に見えない無数の小さな穴が空いており、ここにゴカイなどの微小な甲殻類や無数のバクテリアが生息しています。バクテリアが、ろ過フィルターの役割をしてくれ水質向上に効果をもたらせます。

また、複雑に配置されたライブロックは魚やエビなどの隠れ家になったり、サンゴの土台にもなります。

ライブロックの選び方

ライブロックの選び方ですが、見た目的には石灰藻の付着した表面の色合いが紫ががっている部分が多く、白い部分が少ないものが良質なライブロックです。

また腐敗臭がするものは良くないです。

ライブロックを売っているお店では、SグレードやAグレードという表記をしていることが多く、Sグレードは石灰藻の付着が多く良質なライブロックですがその分値段が高くなってきます。

ライブロックのキュアリング

ライブロックがキュアリング済みでない場合は、自分でする必要があります。

天然のライブロックには水槽内では生存出来ない生物種も多く付着しており、そのまま水槽へ投入すると死滅・腐敗する可能性が高いため、キュアリングという作業を行う必要があります。

これは、強めの水流とエアレーションを施して、定期的に換水しながら一定期間放置して、ライブロックを安全な状態にすることです。水が汚れてきたら交換し、腐敗臭からかすかに磯の匂いがする程度になれば完了です。

ライブロックの必要量

一般的にライブロックは〔水槽の水量(L)÷10〕kgが必要だと言われています。例えば45cm水槽の場合、水量が約45Lなので必要なライブロックは4.5kg、60cm水槽の場合は6kgが目安です。

全部をSグレードの良質なライブロックにすると、そこそこの値段になります。

なので、ケチ臭いですがレイアウトを組む時に見えない部分はBグレードのライブロックにしたりすると、安上がりです。そこは財布と相談です。

人工ライブロック『ライフロック』

カミハタから発売している『ライフロック』は、天然の炭酸カルシウム岩(アラゴナイト)に天然ライブロックの様に着色された人工ライブロックです。岩の表面に生物ろ過に有用な細菌群が添加されており、天然ライブロックに近いろ過フィルター能力があります。また、天然のライブロックの様に害のある生き物の混入リスクがないので、キュアリングの必要もありません。

まとめ

本格的な海水魚飼育がしたいのであれば、天然のライブロックをオススメします。