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Nintendo Switch2対応SDカードはmicroSD Expressのみ!従来カードが使えない理由と正しい選び方完全ガイド

Nintendo Switch2のSDカード対応について

Nintendo Switch2の発売が近づき、多くのゲームファンが期待に胸を膨らませています。しかし、重要な注意点があることをご存知でしょうか。それは従来のmicroSDカードが使えないという事実です。任天堂公式サイトでも明記されている通り、Switch2で使用できるのは次世代規格の「microSD Expressカード」のみ。これまでNintendo Switchで使っていたSDカードをそのまま使えると思っていた方は、購入前に必ずこの記事をチェックしてください。間違ったカードを買ってしまうと、ゲームが起動できない、保存できないといった深刻なトラブルに見舞われる可能性があります。

Nintendo Switch2でSDカードの規格が変わった理由

なぜSwitch2では従来のSDカードが使えなくなったのでしょうか。その背景には、ゲームの高画質化・大容量化という避けられない流れがあります。最新のゲームタイトルは4K対応やリアルタイムレンダリングなど、データ処理量が飛躍的に増加しています。従来のmicroSDXCカード(UHS-I規格)では、最大転送速度が104MB/s程度にとどまり、これでは次世代ゲームの読み込み速度に対応しきれません。

任天堂はこの課題を解決するため、Switch2本体の設計段階から高速ストレージ環境を前提としたシステムを構築しました。その結果、採用されたのが「microSD Express」という次世代規格です。この規格は単なるマイナーチェンジではなく、内部アーキテクチャそのものが刷新されており、従来のSDカードとは互換性がない完全に新しい技術となっています。

えっ、今まで使ってたSDカードが全部使えないってこと!?

そうなんだ。Switch2はゲーム保存に関しては完全に新規格になったから、新しく買い直す必要があるよ。

microSD Expressカードとは?従来規格との圧倒的な違い

「microSD Express」は、2018年に発表されたSD Associationの新規格です。最大の特徴は、PCIe(PCI Express)インターフェースとNVMeプロトコルを採用している点にあります。これは従来のSDカードが使っていたシリアル通信とはまったく異なる、PC用高速SSDと同じ技術です。

転送速度の比較表

具体的な数値で比較すると、その差は歴然です。

各規格の最大転送速度

  • UHS-I(従来規格):最大104MB/s
  • UHS-II:最大312MB/s
  • microSD Express(SD 7.0):最大985MB/s
  • microSD Express(SD 7.1):最大1,969MB/s(理論値)

UHS-I規格と比較すると、microSD Expressは約9倍から最大18倍もの高速化を実現しています。これにより、大容量ゲームのロード時間が劇的に短縮され、オープンワールドゲームでのシームレスな体験や、瞬時のセーブ・ロードが可能になります。実際のゲームプレイでは、ファストトラベル時の待ち時間がほぼゼロになる、といった体感的な違いが期待できます。

物理的な互換性について

「カードの形状は同じだから、挿せば動くのでは?」と思われるかもしれません。しかし、microSD Expressカードは従来のSDカードとピン配置が異なります。見た目は似ていても、内部の接点配列が追加されており、Express対応のカードスロットでなければ本来の性能を発揮できません。Switch2本体は完全にExpress専用設計となっているため、従来のカードを挿入してもゲーム保存用としては認識されない仕組みになっています。

従来のmicroSDカードはSwitch2でどこまで使える?

では、今まで使っていたmicroSDカードは完全に無駄になってしまうのでしょうか。実は、限定的な用途であれば使用可能です。任天堂の公式情報によると、従来のmicroSD/SDXCカードでも以下の機能には対応しています。

使用可能な機能

スクリーンショットや動画キャプチャの保存・閲覧については、従来のカードでも問題なく利用できます。Switch2本体のアルバム機能で撮影した画像や動画を保存する目的であれば、手持ちのSDカードを活用することが可能です。ただし、この場合でもExpress規格のカードを使った方が、大量の画像を一括で読み込む際の速度が圧倒的に速くなります。

使用不可能な機能

一方で、ゲームソフトのダウンロード版インストールゲームデータの保存には、従来のカードは一切使用できません。Switch2のシステムは、ゲーム関連のデータについては厳格にExpress規格のカードのみを認識する設計になっています。仮に従来のカードを挿入していても、ゲーム購入時に「対応するストレージメディアがありません」というエラーが表示され、ダウンロードやインストールができない状態になります。

特に注意が必要なケース

  • ダウンロード版のゲームを主に購入している方は、Express対応カード必須
  • 大容量タイトル(20GB以上)を複数本保存したい場合は、256GB以上の容量推奨
  • パッケージ版でも追加DLCやアップデートデータの保存にカードが必要
  • 本体ストレージ(64GB/128GB)だけでは容量不足になる可能性が高い

おすすめmicroSD Expressカード

microSD Express規格は比較的新しいため、2025年10月時点では対応製品がまだ限られています。しかし、Switch2の発売に合わせて、主要メーカーから続々と対応カードがリリースされています。ここでは信頼性の高い製品を厳選してご紹介します。

SanDisk Extreme Express

SanDiskは、SDカード市場で長年トップシェアを誇るメーカーです。「Extreme Express」シリーズは、Nintendo公式が推奨している製品の一つで、読み込み速度800MB/s、書き込み速度700MB/sという高性能を実現しています。耐久性テストも厳しく、防水・耐衝撃・耐X線といった堅牢性も備えています。容量は128GB、256GB、512GBの3種類がラインナップされており、ゲーマーのニーズに幅広く対応しています。

Lexar Professional Express

Lexarは、プロフェッショナル向けメモリ製品を展開するブランドとして知られています。「Professional Express」シリーズは、連続書き込み性能に優れており、ゲームの頻繁なオートセーブにも安定して対応します。また、発熱管理技術が採用されており、長時間のゲームプレイでもパフォーマンスが低下しにくい設計になっています。価格帯はSanDiskよりやや高めですが、信頼性を重視する方におすすめです。

Samsung PRO Express

Samsungは半導体技術で世界をリードするメーカーで、その技術力をSDカードにも投入しています。「PRO Express」は、高耐久設計が特徴で、書き込み寿命が長く設計されています。頻繁にセーブ・ロードを繰り返すRPGやシミュレーションゲームを長期間プレイする方に最適です。また、Samsungの独自管理ソフトウェアを使えば、カードの健康状態をPCでモニタリングすることも可能です。

購入時の確認ポイント

  • パッケージに「microSD Express」または「PCIe/NVMe」の表記があるか
  • 「SD 7.0」または「SD 7.1」規格に準拠しているか
  • Nintendo Switch2対応の明記があるか(公式ライセンスマークなど)
  • 正規代理店・公式オンラインストアでの購入を推奨(模倣品に注意)

容量選びの目安とおすすめ容量

Switch2用のmicroSD Expressカードを選ぶ際、最も悩むのが容量です。ゲームの本数やプレイスタイルによって必要容量は大きく変わりますが、目安となる考え方をご紹介します。

ゲームタイトルの容量傾向

Nintendo Switch2のゲームは、グラフィック品質の向上により容量が増大しています。大作タイトルでは1本あたり15GB~30GB程度、オープンワールドゲームでは50GBを超えるものも登場しています。インディーズゲームや2Dタイトルは数百MB~数GBと比較的小容量ですが、トータルで考えると余裕を持った容量選びが重要です。

容量別のおすすめユーザー

128GB:パッケージ版中心で、ダウンロード版は数本程度という方に適しています。5~8本程度の大作タイトルが保存可能です。

256GB:ダウンロード版も積極的に購入する方、セール時にまとめ買いする方におすすめ。10~15本程度の大作タイトルに加え、複数のインディーズゲームも余裕で保存できます。現実的に最もバランスの取れた容量と言えます。

512GB以上:完全ダウンロード版派、ゲームコレクターの方に最適。20本以上の大作タイトルを同時に保存でき、頻繁な入れ替えの手間がありません。価格は高くなりますが、長期的に見れば利便性は抜群です。

「Extreme」「Pro」表記の落とし穴に注意

ここで多くの方が陥りやすい失敗があります。それは製品名だけで判断してしまうことです。「SanDisk Extreme」や「Samsung PRO」といった名称は、各メーカーの高性能シリーズを示すブランド名であり、必ずしもExpress規格を意味するわけではありません。

間違えやすい製品例

「SanDisk Extreme microSDXC UHS-I U3 A2」という製品は、従来のNintendo Switchでは最高クラスの性能を発揮する優れたカードですが、Switch2では使用できません。パッケージに「Extreme」と大きく書かれているため、一見すると最新規格のように見えますが、規格表記を確認すると「UHS-I」となっており、これは従来規格です。

同様に「Samsung PRO Plus」「Lexar Professional 633x」なども高性能カードですが、Express規格ではありません。購入時は必ずパッケージの規格表記部分をチェックし、「microSD Express」または「PCIe」「NVMe」といったキーワードがあることを確認してください。

偽物・模倣品を見分けるコツ

  • 極端に安価な製品は要注意(相場の半額以下など)
  • パッケージの印刷品質が粗い、文字がにじんでいる
  • 正規品にあるはずのシリアルナンバーやQRコードがない
  • Amazonなどでは「出品者」を確認し、公式ストアまたは正規代理店から購入
  • 購入後はメーカー公式の真贋確認ツールで確認するのも有効

Switch2用SDカード選びの最終チェックリスト

ここまでの情報を踏まえて、購入前の最終確認事項をまとめます。以下のすべての項目をクリアしているカードを選べば、失敗することはありません。

購入前チェックリスト

  • 規格確認:「microSD Express」「PCIe」「NVMe」のいずれかが明記されているか
  • 容量選定:自分のプレイスタイルに合った容量か(推奨256GB以上)
  • 公式対応:Nintendo公式サイトの動作確認済みリストに掲載されているか
  • 購入元:正規代理店、メーカー公式ストア、信頼できる大手販売店から購入しているか
  • 価格妥当性:相場と比較して極端に安すぎないか
  • 保証内容:メーカー保証がしっかりついているか(通常3~5年保証)

おすすめアフィリエイト商品

<pこの記事で紹介した中でも特におすすめなのが、SanDisk Extreme Express 256GBです。Nintendo公式推奨で信頼性が高く、容量と価格のバランスも優れています。多くのSwitch2ユーザーにとって最適な選択肢となるでしょう。

この製品は読み込み速度800MB/s、書き込み速度700MB/sを実現し、大容量ゲームのロード時間を大幅に短縮します。また、防水・耐温度性能も備えており、持ち運びの多いSwitch2との相性も抜群です。

まとめ:Switch2で快適なゲーム体験を実現するために

Nintendo Switch2は、ゲーム体験を次のレベルに引き上げる革新的なハードウェアです。しかし、その性能を最大限に引き出すためには、正しいストレージ選びが不可欠です。従来のSDカードでは対応できない新しい環境において、microSD Express規格のカードは必須アイテムと言えます。

選び方を間違えると、せっかく購入したゲームがダウンロードできない、プレイ中に動作が不安定になるといったトラブルに見舞われる可能性があります。この記事で紹介したポイントを押さえて、信頼できる製品を選んでください。少し高価に感じるかもしれませんが、快適なゲームライフのための投資として、長期的には十分に価値があります。

まとめ

  • Switch2ではmicroSD Express規格のカードのみがゲーム保存に対応
  • 従来のUHS-I/UHS-II規格カードは使用不可(スクリーンショット保存は可能)
  • 転送速度は従来規格の約9倍、大容量ゲームのロード時間が劇的に短縮
  • 推奨容量は256GB以上、ダウンロード版中心なら512GBも検討
  • 「Extreme」「Pro」などのシリーズ名に惑わされず、必ず規格表記を確認
  • SanDisk、Lexar、Samsungなど信頼できるメーカーから正規ルートで購入
  • 偽物・模倣品に注意し、極端に安い製品は避ける