【書評と読後レビュー】『１分で話せ』｜世界のトップが絶賛した「大事なことだけ伝える技術」

【書評】『１分で話せ』｜世界のトップが絶賛した「大事なことだけ伝える技術」

「話が長いと言われる」「大事なことが伝わらない」そんな悩みに答えてくれるのが、伊藤羊一氏によるベストセラー『１分で話せ』です。孫正義氏や堀江貴文氏も絶賛した、シンプルでわかりやすいプレゼン術の本。この一冊で、相手に伝わる話し方がグッと身につきます。

こんな人におすすめ！

ビジネスでも日常生活でも、「話す力」よりも「伝える力」が重要です。情報が溢れる今、長い説明は相手の時間を奪い、聞き流されてしまうことも多いもの。

『１分で話せ』は、限られた時間で人を動かすための“シンプルな技術”を具体的に教えてくれる本です。

本書で最も有名なのが「結論→理由→具体例」というフレームワークです。この順番で話すだけで、説得力が増し、相手の理解が早くなります。

どうして「結論」から言わないとダメなんですか？

人は最初の数十秒で聞くかどうかを決めるからです。まず結論でつかむことが大事なんですよ。

短く話すには、頭の中を整理することが不可欠です。本書では「ピラミッド構造」で考える方法を紹介しています。

ピラミッド構造のポイント

本書はビジネス理論書ではなく、実際の会議やプレゼンで使えるノウハウ集です。著者自身がヤフーで経営企画を担当し、数々の提案を通して培った方法が詰まっています。

「次の日から実践できる」内容が多く、即効性の高さも人気の理由です。

デメリットを挙げるなら、話し方の細かいテクニック（声のトーンや姿勢など）はあまり扱われていない点です。本書はあくまで「構成」や「思考整理」に特化した本なので、プレゼン全般を学びたい場合は別の本と併用すると良いでしょう。

『１分で話せ』は、プレゼンや会議だけでなく、日常会話や面接、さらにはSNS発信にも役立つ“伝え方の教科書”です。シンプルに話すことで、むしろ相手に深く届く、そんな体験ができる一冊です。

まとめ

Kaion Grande -Life Notes Hub-